空家等対策の推進に関する特別措置法って何!?

2015年2月26日に一部施行され、同年5月26日に完全施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」(通称:空家対策特措法)
一体、どんな法律なんだろう!?
総務省の調査によると空き家は年々増加の傾向にあり、2013年時点で全国に約820万戸、空き家率としては13.5%にものぼっているそうです。東京、神奈川といった大都市部でも空き家率は10%前後を推移しております。空き家の放置は防災や衛生上、地域住民に対して問題なことは明らかで、これらの諸問題を解決するために特措法が施行されたそうです。
・・・いゃあ、ちょっと難しいですねぇ💦
要は、今までは空き家の管理は行政が直接手を出すことはなかったが、これからは「このままにしていると危ない!!!」と思われる空き家に対しては「特定空き家」と認定され所有者に対し行政処分が下されこととなり、罰則を受けたり、税金控除が受けられなくなりますってことなんですね。
そして、その様な空き家を減らすための特例措置として空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除も期間限定で始まりました。(相続日から起算して3年を経過する日の属する12月31日まで、かつ平成28年4月1日~平成31年12月31日までに譲渡することが必要)
内容を簡単に説明すると、相続で空き家の所有者になった人が
・耐震リフォームをして譲渡した場合
もしくは
・空き家を取り壊し、更地にして譲渡した場合
何と!!、譲渡所得の3,000万円特別控除するというのです。
とても太っ腹な特例措置ですね~
実家を相続したが、どうして良いか全くわからないという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
ぜひこの機会に考えてみて下さい!