相続問題のホント

いきなりですが、1,290,444人とは何の人数でしょうか?
正解は平成27年に死亡した方の数です。
ということは・・・
約1,290,444通りの相続が平成27年内に発生したこととなります。
物凄い数ですね。
「相続は揉めるものなの!?」
まず相続発生後、遺産分割(協議)に入ります。これは、共有相続人になった相続財産を共有相続人の固有の財産に移行させる法律行為です。
この行為は共同相続人全員の同意が必要となります。すなわち・・・
一人でも反対者がいると揉めている状態となります。
遺言書があれば遺産分割(協議)は不要です。しかし・・・
実際に遺言書を作成した人の割合は全死亡者の9%にすぎません。
・・・想像するに、結構な数の世帯で揉めている状態になっているのでは
ないでしょうか。
次に、遺産相続金が高ければ高いほど揉めるのでしょうか?
正解は「NO」です
平成26年司法統計年報、遺産分割・金額別訴訟割合によると遺産金5,000万円以下の
訴訟件数が何と!全体の約75%を占めております。この数が意味していることは
「相続の揉め合いは相続金額に比例しない!!!」
ということです。
相続で揉める理由は主に下記の理由です。
・換金できない財産が有り、法定相続分通りに分配できない
・家督相続と平等相続のギャップを感じている
・相続に関して相談する人がいない
円満な相続(笑顔相続)を実現させるには・・・
「遺志を伝える」ことです。
もし親に遺志があれば子供はそれに従う。遺志がないと自分の権利を主張
したがるのが人間です。生前、明確な遺志を残すことが必要ですね。
ご家族間でこう言ったお話合いができない場合は、相続診断士に相談するのも
良いかもしれません。バダイ不動産では、専属の相続診断士が在籍しております。
お気軽にご相談下さい。